前年の2000年12月は Seyneの岩場のすぐ脇にある村のアパートに滞在。
それこそ岩場まで歩いて行けそうでクライミングに集中、のはずだったが、
12月のヨーロッパ、意外と雨が続く日が多い。
そんな時、巨大なコルネの発達した(雨が多いゆえにコルネが多いのだけど) Seyne
の岩場は
それこそ全面が滝。仕方がないので60qほど南下した Claret に様子を見に行くと
なんと壁は乾いているではないか。
ということで2001年の12月は Claret の岩場のすぐ近くの村 Corconne にアパートを借りる。
Seyne J'ai rencontré des gens heureux 6b(5.10c) 今回のツアーでD-manにとって最大の目標。このルートを登るために行ったと言ってもいいくらいです。 下部はポケットとかかりのいいエッジ。上部はちょっとスラブぽっくなって少々微妙な足使いが必要。石灰岩のイレギュラー(小川山にある好ルート)です。 |
|
岩場へのアプローチ。 ちょうど1年前、やはりこの道を歩いて、後ろに見える岩場へ通ったものです。今年は岩はカラカラで真っ白。 1年前に同じところで取った写真と比べるとD-man、だいぶ長くなりました。 |
トップ・ロープ・リード練習 トップ・ロープで確保されながら登り、もう1本のロープをクリップして行くという技。リードし始めの時、一度これでクリップ位置を確かめて自信をつけるという目的もありました。子供にとって外岩は絶えずランナウト状態ですので。 |
Seyneの巨大なコルネ。 人によって好みの分かれるところです。ついつい馬鹿力で握ると、あっと言う間に力を吸い取られます。よくもまあこんなりっぱなコルネができるなあなどと感心してしまいますが、その理由は1年前に目のあたりにしています。 |
Dinosaure 8a+(5.13c) これは「よぼよぼ」の1年越しの課題。上部はまさにディノサウルスの背骨をわしづかみにして登るようなルート。 ちなみにこのルート、D-manと同学年の(正確に言うと半年後に生まれている)Adam Ondraが2004年の冬に登っています。世界は広し。 |
St Bauzille Claretから車で20分ぐらいのところにある岩場。ルート総数200本以上。そのほとんどが5.10〜5.11。ハード・ルートばかりあるのがフランスの岩場ではありません。実にたくさんの人がいろいろなグレードのルートでクライミングを楽しんでいます。 左の写真の小さいのが、トップ・ロープで6a(5.10a)登り込みをするD-man。右は「ぼよぼよ」。 |
南仏でも雪は降るようです。葡萄畑も一面の雪野原。 下真ん中の写真はスイス人の芸術家の住む石造りの家。その1階のアパートを借りる。芸ジュツとは日々の風景から醸し出されるものか。 |
子供の時、そのときどきによって”流行りもの”があったのは皆同じ。 当時、D-manは恐竜に夢中。「よぼよぼ」の頃は、円谷の怪獣だったか。 この恐竜公園、展示物は全て本物。長年の風雪に耐えた化石は屋外展示でも大丈夫? |
||
アロサウスルの頭 | トリケラトプス | ディノサウスル |
Marché (朝市)、フランスに行った時の楽しみの一つ。日本の観光地のそれとは違い、人々の生活の臭いがするもの。 ←:Corconne村南西20km弱のところにある中世の町Sommièresのmarchéにて。 →:Corconne村のmarché。イノシシの子供まで売り物? |
←:Bouziguesの港。地中海沿いのこのあたりはカキの一大産地。フランスのカキ、日本のそれみたいにプリプリしたものではなく、”海の味”を味わうもの。 →:クリスマス・イブに食べられたhomard。これで2000円なり。生きているのをスーパーで買って自分で茹でる。 |