決勝

 男子決勝ルートは、パターン壁。張り出しも予選ルートのあった壁よりもきつい。推定グレード5.13b。
 決勝進出者12人中3人が、まず第1ポイントで落とされる。次に第2ポイントのホールドAまでで、3人が力尽きる。残り6人中の1人となったD-manはホールドDをつかみそこねてフォール。ホールドDを保持しホールドEにタッチが4人。もう一手進めてホールドEをとってホールドFにタッチしたのがH選手。最後の1人A間選手はつねに落ち着いた登りで第2ポイントを通過。予想に反して甘かった最終ホールドをとりそこなって落ちるが、文句なしの優勝を決めた。
第2ポイント
その4
左手ブロックか、左手アンダーで右手を出す。ほとんどの人はD-manがうまく保持できなかったホールド
DからホールドEをとるムーブで落ちる。唯一ホールドFをゲットして終了点に迫ったのは右のA間選手だけ。
その3
やはり右手でパターンを使って右足を上げる。右の写真のように、先に右手をポケットに入れてホールド@をアンダーで使った人もいた。『まず上をとって、下のホールドをアンダー』という手順も多い。
その2
ホールドAは下向きのポケット。ここに思わず右手を入れるとはまる。ただし、右下の写真のように無理やり行ってしまう人もいる。
その1
パターン壁では、やっぱりパターンをうまく使いましょう。使うべき窪みは、普通、セッターによって白くマーキングされている。ホールド@はアンダーでも使える。
第1ポイント
第1ポイントの流れのなかにあるカラビナには、核心のムーブ(ホールドEをとる)が終わってからクリップすべき。クリップポイントの見極めが肝心。
その3
ホールドEをとれずに落ちた人は、下の写真の態勢から左足を左の方に出して、左手をホールドEに伸ばしていた。ようするに壁に対して大の字になっていた。やはり左足はホールドAにおいて横向きになるべき。
その2
右手でとったホールドDは小さい。これでクリップした人もいたが、それでは消耗が激しい。
その1
ホールドBからCDEの流れが最初の核心。ホールドEをしっかりとれずに落ちた人が多い。